当科で行っている予防接種

​新型コロナウイルス ワクチン

⑤ ファイザーワクチン(コミナティ)で本当に免疫がついたの?2回接種は必要なの?
当院では2021年4月から5月にかけて、職員の新型コロナワクチン(ファイザー製)の接種を行いました。当院ボランティアの方の抗体検査の採血結果が出ていますので、参考までに公開いたします。この値からおそらく、免疫はついたと思いますが、どのくらいの値なら効果があるのか、またデルタ株など変異株にどれくらい効果があるのかは不明ですので、あくまでも参考値と思ってください。次回は3ヶ月後の10/16ごろ採血予定です。
コロナ構造GIF2.gif
検査結果の解釈ですが、上段の抗SARS-CoV2コロナ抗体は下の図のウイルスの基本構造で示したヌクレオカプシド(N)蛋白に対する抗体量の値です。一方下段の抗CoV-2抗体Sは下の図のウイルスのスパイク(S)蛋白に対する抗体量です。2021.4.10の採血検査では両方とも陰性になっております。

2021.5.1の採血はちょうど、1回目のワクチン接種後3週間経過した時点の検査結果です。下の図で示したようにワクチン接種によって作られるのは人に無害なウイルスのスパイク(S)蛋白だけなので、体内にできる抗体もスパイク(S)蛋白だけの抗体になります。したがって、このときの採血結果では、コロナウイルスの感染の既往がなければ、当然、下段の抗CoV-2抗体Sのみが陽性となります。もし、新型コロナウイルスに感染した場合はおそらく上段、下段のいずれの検査も陽性になります。
 
2021.5.22の採血はちょうど、2回目のワクチン接種後3週間経過した時点の検査結果です。大幅な抗体値の上昇を認めております。1000以上の値を示しております。このことから、しっかりと免疫をつけるためにはワクチンの2回接種が非常に重要だと思われます。

​2021.7.24の採血はちょうど、2回目のワクチン接種後3週間経過した時点の検査結果です。抗体値は前回の半分程度まで減少していました。2回接種でも3ヶ月後にはかなり抗体値が減少するため、やはり1回接種では不十分であることが示唆されます。

2回目のワクチン接種後半年の時点でも採血予定ですので、10月ごろ、再報告いたします。

 
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