当科の診療する主な病気

COPD(肺気腫)

④ COPD(肺気腫)にはどういう治療があるの?
C​OPDの治療は大きく分けて6つあります。
​では、一つずつ説明していきます。
1.禁煙:タバコを吸っているならば、まずは禁煙を!COPDの原因のほとんどは喫煙と言われています。もうCOPDになってしまったから、手遅れだと思って、喫煙を続けている方もおられますが、実は禁煙をすることでCOPDの進行を緩やかにすることができるというデータがあります。当院では禁煙外来も行っております。もし、たばこをどうしてもやめられない方は、禁煙外来の受診を検討してみてください。詳しくは下をクリックしてください。
2.吸入治療:COPDは気管支が狭くなって呼吸が苦しくなる病気です。したがって、治療の主体は気管支拡張薬と呼ばれる気管支を広げるお薬です。この、気管支拡張薬には体に張る貼付薬や内服薬もありますが、主に使われるのは吸入薬と言って、薬を吸って直接肺に投与するものです。吸入気管支拡張薬には大きく2種類があります。それはβ2刺激薬、抗コリン薬です。これらをうまく組み合わせて治療します。また、症状によっては喘息で使用する吸入ステロイドを併用することもあります。
3.呼吸リハビリテーション:COPDが進行すると息切れが増強します。そのため、運動をしなくなり、体力が低下し、さらなる息切れの増大を招くといわれています。運動を続けることで体力低下を防ぎ、筋力の維持に努めることが重要です。当院での呼吸器リハビリの目標は患者さんに息切れを軽減する呼吸方法をマスターしていただき、それによって十分な運動をできるようにサポートしていくことをめざしております。
4.食事療法:COPDの患者さんは呼吸に多くのエネルギーを使います。また息切れからくる運動不足で食欲不振にもなりやすく、栄養不足になりやすいといわれております。そのような場合、当院では管理栄養士の指導の下、患者さんに適した栄養指導を行っております。また、軽症のCOPDの方で肥満気味の患者さんの場合は、おなかの脂肪が呼吸をさまたげることがあるので、適切な食事制限の指導を行っております。
5.酸素治療:COPDの病状が進むと、酸素がうまく体に取り込めず、低酸素状態になります。低酸素状態が持続すると、重度の息切れと心肺機能に大きな負担がかかります。その場合、この症状ならびに心肺機能の負担軽減を目的に酸素治療を導入します。酸素治療の導入の目安は安静時で酸素飽和度がおおよそ88%を切ったら導入となります。当院では診察時に、イラストにもあるような酸素モニターで定期的に酸素濃度をチェックしております。
酸素モニター
(サチュレーションモニター)
一旦、酸素導入が行われると、自宅にイラストのような酸素濃縮器を設置することになります。外出時は酸素ボンベの携帯がかかせなくなります。生活の質が大幅に落ちることになるため、ここまで進行しないように当院では外来でしっかり管理していきます。
​携帯用酸素ボンベ
酸素濃縮器
6.COPDの急性増悪:COPDの患者さんで一番注意しなければいけない状態です。これは、ほとんどが細菌感染またはウイルス感染が引き金となって、肺炎を併発し急速に呼吸器症状が悪化してしまう状態です。治療は抗生剤、気管支拡張薬、ステロイドを組み合わせて行います。酸素投与や人工呼吸器が必要な場合もあり、そのときは入院治療となります。
 
一般的にCOPDの急性増悪から回復しても、もとの肺機能に戻ることは難しく、COPDの進行の一番の原因とされています。したがって、普段から口腔ケア、手洗いまたインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン、(将来的には新型コロナウイルスワクチン?)などのワクチン接種を行い、感染対策をしっかり行うことが大切だと思われます。
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医療法人社団 東京石心会 新緑脳神経外科

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